美雪は運転手に顔を判らぬ様に俯き会社の住所を伝えた、運転手は軽く会釈しタクシーを発進させた、美雪は不自然に躰を震わせバイブの無軌道な責めに何度も気を遣りながらも、他人には聞かれたくない恥ずかしい喘ぎ声を必死に堪え続けていた
「お客さん、具合でも悪いんですか?」
運転手の声に美雪は熱く上気した表情で返事を返した
「…ハァァ…アアァァ…なっ…なんでもっ…ハァァ…ありませんっ…」
美雪の消え入り宋な口調に運転手はニヤリと笑った
「そうですか、なら良いんですけどね、最近変なお客さんが多くてね〜」
運転手は脂ぎった顔でミラーを通して美雪の躰を舐め回すと、視線を前方へと移すし再び口を開いた
「この間なんてね、歳の頃は30後半位のカップルが乗って来てね〜」
運転手は厭らしい笑みを浮かべ
「女の人がさぁ〜男から、お客さんみたいにされてんのよ」
運転手の言葉に美雪は顔面から血の気が引いて行くのが判った
「……わたし…みたいな……」
美雪は其れ以上の言葉が出なかった
「お客さんの名前って、多嶋美雪って言うんでしょ!」
運転手の言葉に美雪は愕然とした何故自分の名前を知っているのか、其れは運転手の説明で判った
「いやねぇ、俺も好きでね〜露出調教ってヤツッ」
脂ぎった顔で気味悪く笑う運転手の言葉に美雪は全身から力が抜け、瞳だけが運転手を凝視した、運転手は美雪の心情を掻き毟るかの様に卑猥な口調で更に続けた
「結構有名な掲示板があってね、この間覗いたら、ご丁寧にあんたのモザ無し画像と一緒に住所と名前が載ってたんでね、それであのマンションの前で止まってた訳よ、そしたらあんたが急に飛び乗って来たからさぁ、ビックリしたぜぇ!!」
運転手は爬虫類の様な眼でルームミラーでチラチラ美雪を見ながらタクシーを走らせ、美雪はその爬虫類の様な鋭い眼に怯え、膣に挿入したバイブの快楽にいつしか両脚が広がり悩ましい喘ぎ声を挙げ、自らバイブを出し入れさせ、バイブが蜜壷から出し入れされる度に車内にはバイブのモーター音と愛液の恥ずかしい音が流れ、美雪の躰は快楽の大津波に飲み込まれ様としていた
「ハァハァハァ…ンンンンッ…」
運転手がニヤリと笑い乍言った
「あと少しで会社に着きますけど」
運転手の言葉に美雪は一瞬我に返った