えみりは玄関の中に入ると、白い大理石の玄関が現われた。
そしてえみりは由希子さんにリビングに通された。えみりはそのリビングの豪華さと広さに思わずため息をついた。
えみりはヨーロッパ風の赤いベルベットのロングソファに腰掛けた。
『えみりさんは、確かホットレモンティーだったわネ………!今メイドさんに持って来させますからネ……!』
とそう言う由希子さんは上が白いキャミソールに、下はショッキングピンクの太腿やお尻のお肉が食出る位のセクシーな短パンを穿いていた。
『由希子さん、随分とセクシーな短パンを穿いていて、普段はラフな格好をしているんですネェ―――!』
『あーーッ! 是ネェ! 今夜貴女が来るから、普段はしないんだけど、今夜は特別に私が直々にお風呂のお掃除をしていたから、こんな格好をしているのよ! お蔭で身体中がビショビショになったから、えみりさんお湯がもう直ぐいっぱいになるから後で一緒に入りましょうネ……!』
『は、はい……?!』
『それで……?えみりさん! 貴女が携帯で言っていた悩み事ってなぁにぃ………?』
といきなり由希子さんは本題に切出して来た。
『えっとですネェ―!私は由希子さんと別れて家に帰ってウトウトとしていたんですけど、 中々寝付け無かったんです。そしたら、えみりは多分夢だと思うんですけど、隣りの大学院生の男に犯される夢を観たんです。
で、その男が部屋に侵入した証拠として水色のシースルーTバックパンティーを見せつけて来たんです。』
『何かと思えば、それって夢の話なの?
そんなふしだらな夢ななら何回も観てるわよ?』
『ち、違うんです!
話はまだ在るんです!私も夢だと思っていたんですけど、今朝朝シャンから出た時に箪笥の中を良く見て見たらそのお気に入りの水色のシースルーTバックパンティーだけが盗まれていたんです。しかも夢の中で見た同じ色のパンティーを…?!』
そんな会話をしていると、キッチンの方からメイドさんがやって来てホットレモンティーを運んでテーブルの上に置いてくれた。
『さぁ…!えみりさん、そのホットレモンティーを飲んで心を落ち着けなさいな……!』
と言って由希子さんはえみりにホットレモンティーを薦めた。
『えみりさん、それって只の思い過ごしだと思うわよ……! もう一度良く部屋の中を捜してご覧なさい!』
と由希子さんが諭した。