「あのさあ…」
何?って顔の母さん。オレは何でもない、って首を横に振った。
一度でいいからおっぱい触らせてくれないかな…なんて言えん!
「今日ねむれるかなぁ」
母さんは乳液かなんかの瓶を持って鏡に近寄った。あぁもうお開きだ…
「なんで?」
「伸ちゃんにグラマーなんて言われてちょっとショック」
母さんは冗談半分で笑いながら肌の手入れを始めた。オレは後ろから近付いて、鏡ごしに母さんを見つめる…
「どうしたの?」
オレは母さんに後ろから抱き付いた。冗談混じりにやろうと思ったのに鏡のオレは顔がマジだった。
「ばっ…か…何やってんの」
オレ…どうかしてる…母さんは静かに抵抗する。
「伸ちゃん、飲み過ぎ?ちょっと手放して」そんな言葉になぜか余計に興奮して…オレはとうとう母さんの胸を手のひらいっぱいに満たした。…柔らかい…「んもう!いい加減にしないと怒るわよ」
今ならまだ間に合う…笑ってごめんごめんって……引き返せる…こっから先へ行かない方がいいに決まってる!でも…オレの顔…泣きそうになってる…シャレに…なりそうも…ない…