えみりは駅前のコンビニでランチパックと紙パックのコーヒーを買い求めると、駅の自動改札を抜け出て上り線のホームに立っていた。そして次の電車が来るのを待っていた。
すると上り線のホームに次の電車が入って来た。えみりは電車のドアーが開くと乗り込んだ。そしてえみりが降りる駅のホームが見えて来ると、えみりはホームに降り立った。
えみりは駅の自動改札を抜け出ると、歩いて5分の証券会社の前に辿り着いた。そしてえみりは会社のビルの中に入って行った。
そしてえみりのオフィスが有る階にエレベーターで行く事にした。するとオフィス前に有る掲示板に大勢の同僚達が群がっていた。
『絵実理君…、君は
課長と不倫していたの……？ あの掲示板に詳しい事が書いて有るぜ…………！』
と言って掲示板を観る様に指差した。するとそこにはえみりと営業3課の課長と不倫の関係である事が詳しく
書かれていた。しかも課長の兼人さんは沖縄支店に左遷されていた。 えみりは何と会社をクビになっていた。
えみりは頭が真っ白になって茫然としていた。
するとえみりの側に
同僚の真紀さんが掛け寄って来た。そしてえみりの事を心配そうに尋ねて来た。
『えみりちゃん、アンタ大丈夫なの……？』
『今の所は大丈夫ですけど、また新しい仕事先を見つけないと、今住んでいるアパートを追い出されるかもぉ…………………！』
と涙声でえみりは真紀さんに言った。
『そりゃ、えみりちゃん、大変じゃないの！誰か相談に乗って貰える人は居るのぉ…？』
『居ます！ 独りだけど、えみりの相談に乗って貰える人が……！後でその人に電話をして見ます！』
えみりは頭が茫然となりながらそう言うと、会社のカフェテラスに行って携帯で由希子さんに連絡をした。
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