『えみりさん、そろそろ準備が整ったの?』
と言って由希子さんは、えみりの部屋のドアーをノックした。
『いいえ…、まだ準備完了じゃ有りません!着て行くドレスは何色のドレスを着て行けばいいのか迷っていて………!』
『何だ…!まだ準備万端じゃ無いんだ、判ったわ、由希子が手伝ってあげるわ!えみりさん、部屋に入るわよ!』
と言って由希子さんは、えみりの部屋に入って来た。
『あら、本当に部屋着だったのネェ…!
因みにその短パンの下に穿いているパンティーはどんな風なパンティーを穿いているの………?』
『えーっと、デルタゾーンが赤いシースルー素材で、お尻が紐だけのTバックパンティーですけど…………、』
『あぁ…! あの猥褻なパンティーねぇ…!でも、後数枚持って行った方がいいわよ!』
『何で数枚持って行った方がいいんですか?』
『それは会場に行ってからのお楽しみよ!
とにかく、パンティーが赤だから赤いラメ入りのロングドレスを着て行きなさい!
えみりさん、いいわね………! じゃあ、私は先に車でパーティー会場に行くから、えみりさんも早く着替えてハイヤーに乗って着て頂戴! いいわね?えみりさん!』
と言って由希子さんは先に車でパーティー会場に行く為えみりの部屋を出て行った。
えみりも由希子さんの言われた通りに、赤いラメ入りのロングドレスをクローゼットの中から取り出すと、普段着を脱ぎ素早くその赤いラメ入りのロングドレスを身に着けた。
そしてえみりはバッグの中に数枚のパンティーを詰め込んだ。
えみりは準備が整うと部屋を出て行った。
そして長い廊下の玄関ホールに辿り着くと、赤いハイヒールが準備されていた。えみりはその赤いハイヒールを掃いて玄関前で停まっている黒塗りのハイヤーに乗ると由希子さん達が待つパーティー会場を目指して走り出した。