翼はベンチから立ち上がり自分の家に向かった。
家に着き、すぐさま自分の部屋に行きベットに横たわった。
天井を見つめボォ〜ッとしているうちに疲れていたのか眠ってしまった。
「翼ー!!早く起きなさい!」
翼の母がリビングから大きな声で叫ぶ。翼は目をこすり大きなアクビをしてベットからでてお風呂場に向かってシャワーを浴びた。
そして机に置いてある焼きたての食パンを加えて家を出て行った。翼は道をトボトボ歩く、その時「翼くん〜!」
ゲッ…またアイツかよ…
『っなんだよ?』
翼はダルそうに返事をする。
「なにその態度〜ひどくない?ミキの事嫌いなの〜?」
このブリッコ女が…
『うるせぇよ…いっつもチョコチョコ着いてくんのやめろよ…』
ミキはクラスメイトの後ろの席の奴。クラスでは一番可愛いと言われている。俺にしたらただのウザイ女だな…。
「やだぁ…いいじゃん!一緒に学校行こうよ〜!」
『勝手にしろ』
スタスタと歩く翼にミキは小走りで追い掛けた。
学校に着き靴を履き替えて教室に向かった。席につきミキも席についた。まもなく授業が始まる。