先生が教室に入ってきて授業が始まった。
後ろの席のミキが背中をツンツンつついてきた。翼は無視をする…。ミキは今度は強めにツンツンと背中をつついた。翼は椅子を前に動かしてミキから遠ざかった。ミキは手を伸ばしまたつついた。『っなんだよ!?ひつけぇな!』翼の声が教室に響く。
ミキは「翼が無視するからじゃん!」と小さな声で言った。それを見た先生が
「おい!お前ら授業受ける気あるのか?ぺちゃくちゃ喋ってなぁ…お前ら廊下で立ってろ!」
翼はミキを睨み廊下に行った。ミキは先生の怒った顔を見て慌てて翼の後を追った。
「まったく…最近授業態度が悪いぞ!」
教室を出たら翼が座っていて少し怒っている。
「ご…ごめんね…?」
『……』
翼は黙っている。
あぁ…怒らせちゃったよ…とミキは落ち込んだ。翼がスタッと立って何処かに行く…
「どこいくの?」
『廊下で立っとくとか暇〜』
「ちょっ…待ってよ〜!」
ミキは翼について行った。