次の日
あたしは由文だけじゃなく智也と奈緒とも顔を合わせる事ができなかった。
「どうかした?」
智也が言った。
「思った。なんか変じゃない?」
奈緒が言った。
あたしは黙っただけだった。
「ふふっ☆言っちゃおっかな?」
由文が無邪気な笑顔で話し出した。
「俺と春香ねぇ、付き合ってんの☆」
━━!!!!!
「はッッッ!?!?」
智也と奈緒の声が重なった。
「春香、ちょっと来て」奈緒は真面目な顔をしていた。踊り場に行った。「あんたが好きなのは智也じゃないの!?」
はっ?
予想外の反応にただ驚く「違う…けど」
「…ならあたし告るよ」「誰に?」
「智也に」
奈緒は静かな声で言った。そして奈緒はこの場をあとにした。
教室に戻ると由文も智也もボーっとしていた。
お昼ご飯の時…
「食堂行こうぜーぃ☆」由文が元気に走ってきた「…智也は」
あたしのこの言葉がどれだけ由文を傷つけたか気付いてなかった。智也は奈緒といた。
この瞬間由文の独占欲に火をつけてしまった。