母さんは出ない力をふり絞ってもがいた。オレはピッタリと母さんの丸い尻を捕らえてぶちこんでいる。もうたまらなくなって来た、と思ったら…いきなり母さんは首筋に血管を浮かべてひときわ大きく鳴いた
「ばか・ばかぁ!」
何が起こったのか、急に全身を震わせたかと思うと硬直して膝をガクガクさせた。オレの膝に生暖かい感触が…!?…母さんが…漏らしてる!
床にたらたらと母さんのおしっこが…
母さんは痙攣して動かなくなった。
その狂乱の様子に圧倒されて、オレは動けなくなった…
よろよろしながら母さんはタオルで床を拭いている。悲しそうに涙を拭きながら…
オレは震える細い肩を抱いて、手を握る。母さんはオレの胸に顔をうずめて泣きじゃくった。
「ごめんよ…母さん」若い娘みたいにしゃくりあげていたが、急に我に帰ってオレの胸から離れた。
「見境なくこんなことして…妊娠したらどうするつもり?」
オレは答えられなかった。確かに後先考えないほど興奮してた…
母さんは気丈に立ち上がってバスローブをまとうと、さっさとベッドに戻って行った。その晩、気まずく複雑な気持ちのまま…二人はいつの間にか眠ってしまっていた……