2人でスーパーに向かう道中
「哲也さんなんかあの武田さんって人キモかった…ずっとニヤニヤしてて怖かった…」
「うちらを見て羨ましかったんだろ確かあの人40歳くらいでまだ独身だからなぁ!」
「そうなんだぁじゃあ晩ご飯武田さんの分も作って一緒に食べようかぁ?」
「バカッ!さっきキモイって言ってたじゃないか!」
「うん…でもあの人40歳で独身なら寂しいのかなぁと思って…」
「じゃあ晩ご飯だけ持って行ってやれよ!」
「わかったぁ〜」
2人でスーパーで買い物を終え自宅に帰ってくる
「ただいまぁ〜」
「誰も待ってないよ!」
「えへっ!いいじゃん誰もいなくても!」
愛は楽しそうにはしゃいでいた
「ハァハァ…重たい…ヨッコラショッ」
僕はお米やら野菜とか重たいのを持っていたので疲れてしまった
「はいっ!ご苦労様!じゃあ奥で休んでてあたし晩ご飯の準備しちゃうから!」
僕は奥に行き寝っ転がりながらテレビを見ていた
「トントントン…トントントン…」
愛がエプロン姿で小気味よく包丁がまな板を叩く音がしたり味噌汁のいい匂いがしたり全てが新鮮で堪らなかった
そして愛のその姿を眺めていたらいつの間にか寝てしまった…