「ガハハハハッ」
それにしても盛り上がってるなぁ。俺は疲れてヘトヘトだってのによー。
ん…？
結構人数いるなぁ〜。
男達との距離がだんだん縮まっていきだんだん声も大きくなってくる。
「んっ…んー！！」
女の声が聞こえてきた。
…女も居たのか。
男達の姿が見えそうになったとき男達はダッシュで走って行った。…ハァ？何ダッシュしてんだアイツら…。翼は不思議に思いながら歩いた。ベンチが見える。
誰か座っているようだ。
翼は通りすがりにチラッと女を見た…
『……………』
ドクンッ……翼の心臓が早くなる…この子…この子は…あの５年前公園で出会った子だ！まさかまた会うとは…俺は見た瞬間すぐ公園で見た女の子だと分かった。目の下にホクロ…少しだが面影が残っている…幼かったあの子もこんなに色っぽくなってた。俺はあの時会った時笑顔、目がとても綺麗だと思った、天使みたいな子だと…。でも…あの天使というイメージはひとカケラも残ってなく笑顔も目も……。あれから５年間に何があったっていうんだ。あんなに眩しい程の笑顔を俺に向けてくれた子が今は……口から血を流しパンツを足首までズラされ…何があったんだよ！！心の中で叫ぶように思う。俺はこんなことをやった奴彼女をこんな笑顔のない子にしたことを強く恨んだ…。そして俺は声をかけた…
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