「なんだ…篠坂と遠藤は揃って休みか…。連絡来てるやつはおらんか?………ふむ、まぁ遅刻だろう」
翌日の朝早くから、二人は再び求め合っていた。
クーラーを利かせていても、お互いに汗だくだった。
「ぁ…はぁっ!!…優…、もっと…!」
「はぁ…ぅん…!…沙耶ちゃん…!!」
ベッドのシーツは、二人の愛液や潮、汗でぐっしょりと濡れていた。
「んッ………!!!イ…クッ…!!あぁぁ!!」
「沙耶ちゃん…!!」
沙耶は、優の上に体を投げ出した。
「はぁ…はぁ…!!」
「ん………沙耶ちゃん…」
「ゆ…ぅ…キス、キスして……」
「は……んっ、ん…ぅ…」
「ん………はぁっ!…はぁ…」
「もう九時になっちゃう……」
「学校……………学校…か…」
優は心配そうに沙耶を見つめた。
沙耶はしばらく虚ろな瞳をしていたが、
優に焦点を合わせ、微笑んだ。
「………とりあえず、シャワー浴びようか」
「うん」
シャワーは交替で浴びることにした。
沙耶が止まらなくなる可能性があると、自己申告したからだ。
「私は待ってるから。シーツ変えなきゃだしね」
「分かった、シャワー借りるね」