「どうぞぉ」
「あぁすいません、お構いなく…」
「ほんとわざわざありがとうございます!」
「いえいえこれくらい…綾ちゃんこの前より少し大きくなりましたね!」
「はい!日に日に成長が目の当たりに出来て嬉しいです!」
「そうですかぁ…こんなに嬉しそうにしてるのにあいつは…」
「えっ?…」
「あっいやっ……………愛ちゃん…大事な話があるんですが…」
「大事な?何ですか?」
「あっいやっ凄く申し上げ難い事なんですけど…」
「はい…」
「あいつ…いやっ吉岡は浮気してます…しかも相手は荒川…」
「マキさんですね!」
「えっ?知ってたんですか?」
「確信はなかったんですけど薄々は感じてました…前に哲也さんから女性の香水の匂いがしたんです…それでこの前マキさんと高橋さんが来たときにマキさんから同じ匂いをしていたのでもしかしたらと思って…」
「それで吉岡には?」
「いいえ問い詰めたりはしてません…」
「何故に?」
「だってぇマキさん綺麗じゃないですかぁ…哲也さんが行っちゃうのも分かる気がするから…あたしより全然大人だし…」
「そういう問題じゃあ!」
「良いんですっ!あたしが我慢すれば…」
愛は下を向き涙をこぼしていた