夏休みが始まり、共同生活一週間目にみた夢がそれだった
ドキドキしっぱなしで頭がおかしいのかも…と思う
一週間ずっと、楽しいながらも妙な緊張感で過ごしていたからストレスなのかも
しょっちゅう頭を撫でられたり頬をつつかれたりするし、慣れてないんだ
そ、そうだ、それだけだ
「どした?熱?」
「違…」「熱は…ん?多少熱いか?」
李人の手のひらが額に押し付けられた
途端にカアッと熱くなる
心臓の音が響き出す
ソワソワドキドキする
きゅっと胸がつまって、震えるような感覚が沸き上がる
なんだこれは
これじゃまるで…
「ヒロ?」
「な、なんでもない、大丈夫だから!」
「うん、ならいーけど…俺今日は小林たちとカラオケ行くけど…来る?
女子も来るぜ?」
「いい、行かない」
つっけんどんに聞こえたのか、李人は「あっそ」と冷たく言い放ち部屋を出ていった
取り残された僕は理不尽なくらい落ち込んだ気持ちを振り払うように起き上がった
どうしちゃったんだろう 最近変だぞ僕は…
そこで気分転換に携帯で色んなサイトを巡り…投稿型携帯小説にてBLなる物を見つけた