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大好きだよ?

しき☆  2006-05-30投稿
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ピンポーン。
『はい、どちら様でしょう?』
インターホンからはヒロのお母さんの声が返ってきた。
『あっ、おばちゃん??りさですっ☆』
『あら、りさちゃん。今開けるから待っててね』
ガチャッ。
『おじゃましまーす。おばちゃん、ヒロまだ帰ってきてないかな??』
私はキョロキョロと周りをみて尋ねた。
『まだみたい。もうすぐ帰ると思うから部屋で待ってたら?』
『うん☆じゃあ、そうさせてもらうね。』

私は、ヒロのお母さんとも、よくお茶したりして仲が良かった。
よくココの家には来るので、勝手も分かっている。
私はヒロの部屋で待つことにした。

『早く帰ってこないかな〜』
ベットに腰を下ろして、部屋の漫画などを読んでいると、ふと横の机に目がいった。
そこには、写真がおいてあった。私はベットから下りて机の上の写真に手を伸ばした。

――ヒロとその彼女だった。

分かってはいるけど、一気に切なさが込み上げてきて、私は思わず写真を裏返しにした。

それでも彼女のことが頭から離れなかった。

ヒロとどんな風に過ごしてるのか。何を喋っているのか。

どんな風にヒロに抱かれているのか…――

彼女のことが憎いと思った。ヒロに愛されて、ヒロを感じて、感じさせて。
ヒロはこの彼女を何回抱いたのか、どんなに激しく愛し合ったのか。。。
それが自分だったら…。

憎いと思う彼女に自分を重ねながら、私は濡れてきたことに気付いた。

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