「辰巳さんお願いあたしを一度だけでいいから抱いて…」
「それは出来ないです。変な話私と美咲さんが全然知らない物同士なら抱いたかも知れませんがあなたは勝の奥さんです。勝は古い友人その中を壊したくないですから」
「じゃああたしが辰巳さんの事を好きって勝さんに言います。後辰巳さんの奥様にも…」
「脅しですか?」
「違うのあたしはあなたに抱かれて身も心もスッキリさせてこれから勝さんと向き合って生きていきたいの、だからあたしはあなたに抱かれても過ちだと思わない。だからお願いあたしたちの家庭を守る為だと思って一肌脱いで欲しいの…」
私は美咲さんの言葉に流され
「分かりました一度だけですよ」
「はい」
美咲さんは目を閉じた
両方の目尻から涙を滴らせて
私はゆっくり美咲さんの唇に自分の唇を合わせた
長くお互いに唇の感触を頭に焼き付けるようにしばらく動かない
お互いに鼻息が荒くなっていくが俺は唇を離したくなかった
美咲さんも我慢しているのかプルプルと身体が震えていた
そしてゆっくり唇を離しおでこをぶつけ見つめ合った
私は冷静であった普通のセックスであれば好きだだの綺麗だだの言葉を発するが今回は簡単にそういう言葉を発してはいけないと思った
ある程度理性は保とうと…
何も言葉を発せず又唇を合わせた今回はフレンチに何回も何回も
すると美咲さんは色っぽい吐息が混じって来た
「ハァ、チュッ、ハァ、チュッ、ハァチュッ」
そして我慢出来なくなって来たのか美咲さんは俺の頭に手を回し唇を離さず舌を入れて来た