私は顔から血の気が引いた…
「伊織…違うのこれは…」
美咲さんも慌てていた
「ママ何が違うの?おじさんも何でママとこんな事…」
私は何も言えず俯いた
「信じられない…」
伊織ちゃんは家を飛び出した
「伊織!」
美咲さんは叫んだが無駄だった…
そして私は自分の家に戻り言い訳をひたすら考えた…
だが説得出来る言い訳などあるはずがない…
その日の夕食…
私はボーッとしていた
当然食欲などあるはずもなく溜め息ばかりを出していた
「あなた!ねぇあなたったら」
「ん?なんだ?」
「どうしたのよ?何か今日変よ!何かあったの?」
当然言えるはずもなく
「いや何もないよ、ちょっと食欲がないんだ、ゴメン」
私は箸を置き部屋へ向かった
「あなた!」
妻の声など耳に入らず部屋に入りベッドに寝た
そして今隣の家はどうなっているのだろうか気になって仕方がなかった