ここは我々の住む世界とは次元の違う世界、通称ファンタジーワールド。
この世界は剣と魔法によって支配されている。
ある王国の小さな町。
ここに今まさに旅立とうとしている一人の少年がいた。
彼の名はシオンと言う。
今日12歳の誕生日を迎えたシオンは、一族の掟に従い旅立つ事になった。
シオンの一族はその昔、闇の力でこの世界を支配して人々を苦しめていた魔王を倒した勇者の子孫なのだ。
「シオン、気を付けるのよ」
「うん!それじゃあ行ってきます」
家を出たシオンは、まず旅の仲間を探すために酒場へと向かった。
〜酒場〜
「こんにちは!僕、勇者の子孫のシオンと言います。誰か僕の仲間になって一緒に旅してくれませんか?」
シオンが元気良く挨拶するとガラの悪そうな酔っ払い達が集まって来た。
「へへへ・・・ボウズ、ここはテメエみてえなガキの来る所じゃねえんだよ」
「お前が勇者の子孫?ふざけんな」
「家に帰ってママのオッパイでもしゃぶってな」
酔っ払いの一人がシオンに手を伸ばす。
だがシオンはその男の手を払いのけて言った。
「バカにしないでください!仲間になる気が無いなら邪魔しないでくださいよ!」
「テ、テメエ!調子に乗るんじゃねえ!」
男がシオンに殴りかかる。
「・・・!」
殴られると思ったシオンはギュッと目を閉じた。
だが殴られなかった。
シオンが恐る恐る目を開けると、ローブをかぶった一人の人物(顔が見えないので男か女かも判らない)が男の拳を掴んで止めていた。
「おいおい、大の男がこんなボウズ相手にマジになって恥ずかしくねえのかよ?」
そう言いながら、その男か女か判らない人物は酔っ払いの手を掴んだ手にギュッと力を込める。
「イ、イテテテテテ!チクショウ!覚えてやがれ!」
酔っ払い達は去って行った。
「あ、あの!ありがとうございました!」
「いいんだよ、気にすんな。それよりお前、勇者の子孫って本当なのか?」
「はい!本当です・・・えっと、お兄さん?それともお姉さん?」
「ああ、悪い悪い・・・」
そう言うと、その人物はローブを脱いだ。
中から出て来たのはビキニアーマーに身を包んだ美女だった。
大柄で全身ムチムチの肉感的な肉体に、胸当てからこぼれ落ちそうな大きさの爆乳が揺れている。
「私はレイアだ!よろしくな、シオン」
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします・・・」