その日僕らのマンションで三人が飲んでいた。一時間ぐらいでまだ序の口と思ってたのに、今日は眠くてしょうがない…眠い。宏美もさっきまでウトウトしていたが、今は寝息を…なのに…サヤだけ…
何やらサヤがしきりに宏美に話しかけている…宏美の声が変だ…ここは…宏美の部屋?にいるようだ。ぼんやりした目をこすろうとすると、手に何か…!…手錠がはめられている!…。しかも僕は裸だ。
状況が飲み込めない…宏美は口にタオルを巻かれて、喘いでいたのだ。あがいても、やはり僕みたいに手錠が繋がった状態…
「さや!お前なにやってんだ!」
宏美は真っ白なパンティー一枚だけのあらわな姿で、サヤは素っ裸だった。
「大きな声出さないの。近所に聞こえるわよ」
サヤが宏美の耳元で色っぽく囁いている。宏美は真っ赤になってサヤの胸に隠れようとしている。
「これ、何なんだ…お前何がしたいんだ?」僕は努めて冷静に話し掛けた。
「むかつくのよ…なんか…」
「だから…何が?」
「何もかもよ…私は信二が好き…すごく…なのに…こんな可愛い子と一緒に住んでる。」「宏美は妹だぞ」
「いくら妹でも…女よ」