お店の中に入ると男の人が出迎えた
「国代様いらっしゃいませ」
「美和さんはいらっしゃるかしら?」
「今、お呼びしますので少々お待ち下さいませ」
男の人は深々と頭を下げ奥へ消えていった
僕は回りをキョロキョロしていると
「あらぁ綾香さんいらっしゃいませ、今日はどうなさいましたか?」
「美和さんこの子のコーディネートをお願いしたいんですけれど」
「かしこまりましたでは奥へ」
「裕貴君美和さんと一緒に行って」
「あっはい」
僕はスタスタと奥へ行きメジャーで体の一部一部を計ってもらった
僕はこんな時でも緊張しているがこの美和さんがメジャーで体の一部一部を計っているときに少しだけ当たる指の感触に身体が反応してしまう…
美和さんは全てを計り終えるとその場から消えた
僕は深呼吸をし美和さんの指で反応してしまった身体の熱を冷まそうとしていた
しばらくすると美和さんがスーツを持って戻って来た
「ではこれにお着替え下さい」
高そうなスーツを渡された
僕は着替えカーテンを開けると目の前には美和さんが立っていた