旦那の優は起きると『なんだお前もココで寝たのか?知らない間に寝てしまった』と抱き付いて添い寝していた私の腕を払い除けながら『拓也は?』
『貴方が寝てしまったから帰りましたよ』
『そっかー途中から憶えてなくて…』
『私が言ったのにアルコールと薬を一緒に飲むから…』
『頭がガンガンするよ…あぁ二日酔いだなぁーこんな悪酔いは久しぶりだよ』
『香緒里は?』
『いないみたいだぞ?もう学校に行ったんだろ?』
『俺も支度しなくちゃ…おーい 靴下を出して…』
『今日の帰りは早いの ?』『いつもどうりだと思うけど…遅くなる様だったら電話入れるよ』
その日の昼に拓也から電話がありました
『もぅ拓也止めて…心臓が止まりそうだったわ』
『兄貴は気付いてないだろ?』
『えぇ…二日酔いだって言って出て行きました』
『姉さんはスリルに興奮した?』
『気が気でなくて緊張しっぱなしで…』
『そうなんだ!!じゃ今度はね…もっとスリルがあるよw』
『今度って……拓也さんまだあるの!!!』
『だって…この前、買った下着を里穂が着けてるのまだ見てないし…w』
『香緒里ちゃんにさぁ…日曜日、三人で映画を観に行こうって言といて…』
『香緒里は行かないと思うわ…』
『そんな事は無いよw』
『香緒里ちゃんより姉さんの方が…香緒里ちゃんと一緒だったら困るだろ?』
『そこもちゃんと考えてるから姉さんは心配しないで…』