何故か彼に興味がわいた俺は、会話から外れそいつに近寄った。
「翡翠くん…だっけ?」
机に手をつき、話し掛けてみる。
彼は静かに答えた。
「そうだけど」
冷たい口調。
「翡翠って呼んでい?」
そう聞くとすっげぇ眼で睨んできた。
…なんか気に障ること言ったか俺?
「別に、どーでも」
えー…絶対うそー。
だって声が怒ってるぅ。
「…何読んでんの?」
話を変えてみる。
「関係ないだろ」
うわー…。
なんでこんな冷たいの〜?
笑わねーし。
「…翡翠って誰にでもそんな態度なの?」
思いきって聞いてみる。
すると…
「だったら何」
…うわー。