俺は翡翠をそのまま押し倒した。
本人は驚いて目を見開く。
「…?な、に」
「俺が責任持ってお前をホモにしてやるっつってんだ。
オラ、脚開け」
言動がまるで滅茶苦茶だと自分で呆れた。
逆ギレしてんのはわかっていた。
だけど短期でガキな俺は一度溢れた感情を抑えることが出来ず、
コイツのプライドを踏みにじろうなどと最低な考えが頭に広がってしまう。
「な、何してんだよ…っ」
気づけば自分のネクタイで翡翠の両腕を縛り。
動けないようにまたがり乗っかった。
「放せよ…」
翡翠は少し怯えたように俺を睨み付け、もがく。
…なんか可愛い。
不覚にもそう思ってしまう。
「暴れんな。
どうせ力じゃ俺には敵わねえんだからよ」
「…!」
きっちり身に付けられた翡翠の制服。
ネクタイをそのままにシャツのボタンを外せば、綺麗な白い肌が露になる。
「エロイ格好似合うな」
そんなことを言って羞恥心を煽ってみると
「…」
無言で顔を逸らした。
でも柔らかな黒髪の隙間から見えた耳は真っ赤で。
…恥ずかしがっているのだろう。
可愛すぎる。
「胸板うすい」
「…っ」
掌でそこを撫でると、ビクリと肩を震わせた。
ゆっくり滑らせていき、突起に指を這わせる。
「ココ…
弄ったことある?」
聞きながら、ソレを捏ね回し、そっと擦る。
「…ン、く…っ」
翡翠は顔を逸らしたまま、僅かに声を漏らす。
快感によって出てしまう喘ぎ声が恥ずかしくて堪えているんだろう。
それでもキュウッと強くつねると声の大きさは増した。
「ぁ、くぁ…っあッ」
おぉ…か、可愛い。
普段の無表情さとギャップがありすぎる。
でも顔を逸らされているからどんな表情なのかわからなくて。
「なぁ、顔見してよ」
そう言ったって言う通りにしてくれるわけないとわかっていたから、首元に噛みつくような口付けをした。
「んん…っゃ、はぁ…」
そのキスを嫌がってやっとこちらを向く翡翠。
見えた表情は切な気で、頬はほんのり赤く染まり何とも言えない色っぽさが醸し出されていた。
からかうといつも返ってくる鋭い目付きは、生理的涙で少し潤んでいて。
それが俺のS心を余計にくすぐる。
胸を弄って首筋にキスしただけでこんなに乱れるんだ。下を触ったらどうなるんだろう…。
そんなことを考えながらズボンの膨らんだ部分に手を伸ばした。