「はい、有竹です。」
「三沢です、電話大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫ですよ。どうかしましたか?」
「用事ではないんですが、かなさんの声が聞きたくなりました。」
「良かった、私もです。三沢さんの声…聞きたかった」
「ホントに!うれしいな。昨日はかなさんを抱ける感激で、激しく求めてしまったから…嫌われたかなって思って…」
「三沢さん…凄く激しかったです。でも…」
「でも?」
「いいえ…」
「気にさわった事があれば、何でも話して下さい…」
「私、三沢さんに軽い女だと思われてるんじゃないかって…」
「お互いに心配してたんですね。家庭があるしことだし…」
「私…ホントに初めてなんです。浮気するの…」
「僕も…って言いたいですが、男ですからね。仕事がら出張がある時は、タマに抱きます。妻を抱きたくても、無理が出来ないカラダですからね。叶絵さんは違いますよ、ホントに前から抱きたいと思ってました…」
「うれしい…です。私もオンナとして、普通に男性を欲しくなりますよ」
「その時は僕が相手しますから、叶絵さんが良ければですが…」