今日がアヤメと会う日。私もそれなりにお洒落をして家を出た。待ち合わせ場所は公園。行ってみると誰も居なかった。
「まだ来てないのかな?」
ハルカはベンチに座った。
昔よくここで遊んだなぁ…
ハルカは辺りを見渡す。古ぼけたブランコと砂場が一つ。何も無いけど真奈美とかと夜まで遊んで遅いって怒られたっけ。そういえば昔ここでお兄さんに遊んでもらった事がある。
知らない人…優しかったお兄さん。たしか真奈美が遊べなくて一人で泣いてたらその人が来て遊んでくれて…一緒に砂場で山を作ったっけ。でも顔が思い出せない…優しい笑顔は覚えてる。
プーッ
クラクションがなった。驚いて振り向くと車が一台いた。
『アヤメだよね?緊張するなぁ』
ハルカは髪を少し整え車にむかって走って行った。車のドアを開けた。
「初めまして。さぁ入りなよ」
優しい笑顔がハルカの目に飛込んで来た。アヤメは写メで見たよりカッコよくて優しい目をしていた。
「どこ行こうか?」
「え?あっうん」
ハルカは緊張の為何も考えられなかった。
やはりmailはしていたといえども初めて会う事には代わり無い。
「えっうーんと…(どうしよう!どこ行くか何て考えてなかった!汗)」
「俺…」
アヤメがハルカの手をにぎる
「二人っきりになれるトコ行きたいな…」
―――来た
やっぱり…この人も―\r
「分かった」
ハルカは下を向いたまま答えた為気付かなかった。アヤメの顔が赤かった事に―――\r
「わぁ〜私ラブホ初めて!」
「ふふっそうなんだ」
ハルカは少しはしゃいでベットに寝転がった。
「わぁフカフカ〜☆うちは布団だもん☆」
アヤメはニコニコしながら見てた。
あれ?何か変な感じ―――――\r
その後二人でお風呂に入った。初めてだった―――男とお風呂に入るのが。
こっち見るな〜☆
やだ。見る!
そんな事を何度も言い合いながらお風呂に入った。
その後も話は絶えなかった。
「ねぇ…」
ハルカにアヤメはキスをする
「ベット行こう?」
ハルカはうなづいた。