「あの…」
その一言で僕の世界から引き戻された。
「ん?」
「わたしでよかったら、また聞きます」
「ありがとう、やさしいんだな」
「いえ…なんか ほっとけなくて…
あっすいません。出過ぎたことを…」
「ううん。そんなふうに言われたのはじめて うれしいな〜」
ほんの少し甘い空気が流れたが、彼女は終電で帰って行った。
「ほっとけない…か」
俺のこの欲望はどうすりゃいいんだよ、まったく…
仕方なく、いつもの女の子を呼び出した。安いラブホテルの一室に。
―30分後
「こんばんは」
愛嬌たっぷりの笑みを称え入ってくる。
「今夜はなんだかご機嫌ななめね」
「へぇ〜わかるんだ」
「そりゃ〜ご贔屓にしてもらってますからぁ」
「今日はやさしくできそうにないけど、いい?」
「う〜ん。どんなことしたいの?」
「君を縛って、いろいろいじめてみたい」
「そういう趣味もあったんだぁ。嬉しいかも…」
「そう?」
「私、けっこうMなんですよね〜」
それを聞くか聞かないかのうちに、俺は行動に移していた。
絞めていたネクタイで手首をベッドに縛り、膝を立たせて、大開脚させる
「やぁ〜はずかしぃ」
「そのままね…」
俺は触りもしないで、しばらくその姿を眺めていた。
それだけで 彼女の割れ目からは、ゆっくりと汁が流れて光っている。さわって、さわって…とねだるように…