『あ…だ…え!?!?!?』
私はオロオロ。
「何喋ってんの」
『白…白衣…』
私は男を指した
「白衣がどうかした？今日から新しく入ったんだよ。お前のクラスの実験の授業担当。木村っていうんだ、よ・ろ・し・く」
うぜぇ!!!!なんかうぜぇよコイツ!!やだやだっっ!!なんでコイツが今日から私の学校の先生!?ありえない…最悪…。
「あんた本当に先生なの？ありえない…んですけど」
木村という男は私の腕を掴んで顔をおもいっきり近付けて来た。ドキッ!!心臓の音が早くなる。ドクンｯドクンｯ。顔との距離５?。
近い…近いよぉ…。何する気なんだろ…もしなんかしたらおもいっきりビンタしてやるぅ…。
木村は私の耳に口をもっていき声をひそめて低い声で言う
「昨日…自殺しようとしただろ、最初の行動から全部見てたんだよ…他の奴に知られちゃ〜まずいよなぁ？後、あんたじゃなくて木村な、き・む・ら」
掴んでいる手を離し
チラッと私を見てから
サッと去って行った。
うっ…怖い…怖い人だぁ…。
まだ心臓がドキドキしてる…。なんであんな奴になんかドキドキしなきゃいけないのよ…
『あんな奴嫌い!!大嫌いっ!!』
鈴の声は男に聞こえていた。男は立ち止まりそれを聞いてニヤッと笑ってまた歩き出した。後々、鈴はこの男に振り回される事になる…
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