<ふふっ。固まってる>
少女の指が里沙の頬をつつく。
『……だれ…ですか…』
<そぉねぇ…。花子さんって呼ばれることが多いかなー。おねぇさんはー里沙ちゃんでしょぉ?>
『なんで…知って…』
<おねぇさんオトモダチにいじめられてたの私見ちゃったんだ♪そのときのおねぇさんとぉっても可愛かった♪
今も…シャツが濡れてピンクのブラジャーが見えてるよ?>
ほら、と胸元を示され、里沙は慌てて腕で胸元をおおった。
<いつもは話したりしないんだけど……おねぇさんと遊びたくって出てきちゃった♪♪>
『……あそび…』
<そっ♪とっても愉しくて、
とーっても……キモチイイ、んだよ>
『んっ!!』
花子の顔が近づいた、と思った瞬間柔らかいモノに唇を塞がれていた。
ーちゅっ
リップ音を鳴らして唇が離れる。だが、里沙の驚いた瞳を面白そうに見、再び唇を重ねた。
『んん…ん』
ぺろり、と唇を舐め軽く噛みつく。花子の目が怪しく赤い色を帯びた。
<……おねぇさん…口あけて…?>
『ん…ぁっ……んむ…』
次の瞬間、里沙の意志に反して控えめに口をあけてしまう。その隙を逃さず、花子の舌が里沙の口に侵入した。
<……んっ…ん>
『んんっ…ん…っ』
二人から鼻にかかったような甘い声が漏れる。
里沙は突然のことに戸惑い、なかなか抵抗できずにいた。
『ん、やっ!!』
我に返ったように、里沙が首を背け、便器の少し上を漂うようしにしていた花子の体をおしのける。
<んーもうっ>
からだが離れた瞬間、里沙は個室の鍵を開けてそとに出ようとするが、
<無駄♪>
鍵をはずそうとした手を取られ、後ろ手にしてひとつに纏められる。
『きゃっ』
ドン、とおされ、便座の上に座ってしまう。
<ー動かないで。>
『(金縛り!?)』
言葉に縛られるようにして、動かなくなった里沙の腕を紐のようなもので拘束した花子は満足そうに微笑む。
<大丈夫だよ、おねぇさん。怖くないからねぇ♪一緒にキモチよくなろ?>
恐怖から震えている里沙の顎を持ちあげて、花子はゆっくりと、シャツのボタンをはずし始めた。
『や…いや…』
必死に首を振る里沙だが、後ろ手に縛られたまま抵抗することかできない。
やがて、シャツのボタンをはずしおわり、ブラジャーを胸の上に押し上げてしまう。
<おねぇさんの乳首、ブラジャーとおんなじだね。可愛いピンク色だよ
>
『っや!』
細い指で乳首をつまむ。
『っ……ゃ…っ』
くいくいと引っ張ったり、ぎゅっと挟んだりされ、里沙の吐息は徐々に甘いものへと変貌する。
『……ぁ…ぃ…っ……ゃ…っやだ…』
<でも、おねぇさんの乳首…固くなってきたよ?>
『ちが…っ……あっ』
里沙の乳首は、花子の口に吸い込まれた。
<んちゅ…ん、>
『や……ぁ』
<おねぇさん、こえがまんしなくていいよ?>
『っ……』
唇をかみしめ、ブンブンと首をふる。
<もー。ごうじょーなんだから>
ぷん、と頬を膨らませ、里沙の足の間に体を割り込ませた花子は、片手を里沙のスカートのなかにいれた。
『いやっ』
ーヌルッ
<あれ…?おねぇさん…パンツ濡れてるよ?>