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 引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 11

Ajuming‐X 2014-11-13投稿
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男の表情がこわばる。「僕は所詮、自分しか愛することのできない、どうしようもない人間だ。僕は人間が嫌いだ。人間がどうしたって放つ‘視線’にも恐怖すらおぼえる。だが僕は人間として生まれ、こうして生きて、生活している。
生々しいほどに、結局は生きている」
ダリアは男を指差し、声を張り上げる。
「オチンポコレイト!」
男は思わず寄り目になる。「は?」
「だからアナタはそのオチンポコをアナタの手で慰めているのよね!そうでしょう?そうなんでしょう?」
「その、あの、さっきのオチンポなんとかって、何の呪文だい?」
ダリアは不意に真面目な顔つきとなり、声を潜めた。
「アタシってば、オチンポもチョコレートも、同じくらい好きなの。だから‘オチンポコレイト’。なにより響きが良くってよ。ねぇ?そう思わない。クスクスクスクス……」
「そんな事……男の前で言うものじゃないよ。駄目だよ駄目だ。けっして言うものじゃない」
「なんでも言っていいってさっき、言ったわよね。どんなにエッチな事でも、傷つけ合うのかもしれない事でも、それでもどんな事でも言っていいんじゃないわけ……?」
「そうだったね。じゃあ僕も言わせてもらう。
響きで言うなら‘オマンチョコレイト’のほうが断然自然じゃないか?
僕はオマンチョ、いや、アソコもチョコも、そのどちらも好きではないんだけど。……あぁ」
男は頭を抱え込み、苦い表情となる。
「……僕も言っちゃったね、なんてこった、あああ……こんな事って、こんなハズじゃあ、あああ……」
ダリアが無言のまま、男に近寄る。


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