僕のペニスをゆっくりとした動作で、くちに含むと、ケイコはちらりとこちらを見て少し微笑んだ。
舌をからませながら、毛玉を弄ぶネコのように夢中にフェラチオをする彼女に僕は言ってみた。
「お前、案外童顔なんだな」
「そぉ?広山くんロリコンなの?」
ジュッポ…ジュッポ…ペロペロ
…ジュル
いとおしそうに舐めたてる様子を見ると、無性にセックスがしたくなってきた。
その時、遠くの方から近付いてくる人の気配を感じる。
先にケイコが察知したらしく、急いで僕の下半身の体裁を整える。
通行人はこちらへ一瞥をくれただけで、何事もなく過ぎていった。
ふと、隣を見るとケイコがほっとため息をついていたが、
「おい、服。おっぱいでてるぞ」
と言ってやると、
「えっ!?あれ…ほんとだ」ケイコは恥ずかしそうに笑った。
いささか変なはじまりではあるが、これがケイコと付き合うようになった最初だ。