「ウフフ、アナタはただ、気のおもむくままに……。
技巧なんて要らないの。土をいじるように、そう、アタシをいじるの。
……聖なる大地に乳首があるの……。
その土の柔らかさをアナタの掌で確かめて、もっともっと耕して、そうよ……土は柔らかいわね、ンンン……」
男はダリアの乳房を荒々しくにじる。
昂揚はもはや、抑えられなくなっていた。
「アアン……母なる乳首はホラ、真っ直ぐに育ってきはじめたようよ……。
アアア、ハァ……ン、もっと、大地を柔らかく耕して耕して、ハァハァ……。
アナタのその掌で、あたたかな指先で、アアアア……ハァ、ハァ、アン、アアア……」
ダリアの乳房が揺れる。
「アアア……ングッ。
……アナタの好きな‘無口のダリア’じゃなくて、‘喋るDahlia’でゴメンナサイ。嫌いよね?……こんな‘生き物’」
「……いや、好きだ。もう駄目だ。キミが好きなのか、こうして戯れる事が好きなのか。もう駄目だ。分からないんだ。ただ、」
ダリアが覗き込む。「ただ?」
「ただ、気持ちがいいという事は、この体も頭も分かっているんだ。だって、」
「だって?」
「だって、僕はもうキミと離れたくはない。このままずっと気持ちがいいままで居られたらどんなに楽しいかと思う」
ダリアが上半身を起こした。
「……挿れて」
男を見つめ、そう言った。