「じゃあ済みません、お先に頂きます」
ペコリと一礼すると脱衣所へと向かうが丁度服を脱いで全裸になった時に、慌ててセシリアが駆け込んで来る。
「Sorry、ごめんなさい。あなた達はお風呂に入るのね」
幾ら女同士とは言え扉を開けた瞬間、セシリアは”しまった”と思ったのであろう、明らかに申し訳無さそうな顔をするが、つい恥ずかしくなって咄嗟にバスルームに隠れるモノの美雪は別に彼女にならば見られても嫌では無いし、高橋等に比べれば(比較する基準がそもそも間違いであるが)”可愛い”位だ。
「大丈夫です。って言うか先生、一緒に入ります?」
「Oh、No!なんて事を言うのですか、美雪は」
「あははっ、ごめんなさい」
互いに笑顔でそんな受け答えをするが、やはり運動をした後である、浸かれるモノなら浸かりたいと思う美雪と”折角だから和風の空気に浸りたい”と言うセシリアの思惑が一致して、結局お湯を沸かす事になった。
「美雪、良い機会だから、今日は特別にマッサージをしてあげます」
もう全裸になってしまった少女を放って置くわけにも行かず、セシリアは自身も着ている物を脱ぎ捨てると浴槽へと入るが其処で二人は限定された空間の中で、初めて何も身に付けていないお互いの姿を目にしたのだ。
(先生の身体、凄い。引き締まっててしなやかで。でもおっぱいはおっきくて綺麗)
(美雪の身体、とてもプリティ。みんな小さくて柔らかくて。でもしっかりと鍛えられてる)
「・・・ああ!!」
「・・・アアゥッ!?では始めまショウ」
トロンとした表情を浮かべて立ち尽くす美雪に対し、自身も高鳴り始めた胸の内を必死に否定するかの様にセシリアはシャワーを使って自分と少女の陰部を洗い、全身を軽く流すとその場に座り込み、美雪にも同じようにさせる。
マッサージも兼ねたストレッチで、身体を解す為のモノが殆どであったが、座って出来るとは言えどもかなり本格的なメニューであり、しかも沸きつつある浴槽の、ムワッとした熱気も手伝って二人の身体からは大量の汗が吹き出して来た。