そんな風に考えていたなんて思いもしなかった。それと同時に自分の考えを恥じた…。 『ごめんなさい…。』火傷の跡にキスをした。その唇は下へと下がっていく…。 『…ンッ…あっ…』 気持ちの全てをぶつけるかのように口に含む。 −ペチャッペチャッ…ングッ…ハァ…ハァ…− 『うっ…もぅ…ぃ…ぃからっ』 『いいよ…このまま出して。』 彼の全てを受けとめたい…。これで私が恥じた思いが消えるわけではないけど…今の私にできる精一杯の償いだった…。 『アッ…ハァ…もぅ…で…るっ。』 −ビクッ…ビクンッ…ドクドクッ− 彼がのけぞった瞬間に熱いものが私の口に広がった…。 『ごめん…気持ち悪いよな…。』 −ゴクンッ− 嫌だったはずの行為だが…感じている時の顔…我慢して堪えている時の顔…イッた後の切なそうな顔…彼の全てが愛しいく思えた。 彼に近づきもう一度鎖骨にキスをする…。 −消えることのない…愛の証に−