そんな言葉を口にしつつも一方で早苗は”もっと愛されたい”、”して欲しい”とでも言うかの様に、自らの両腕を恋人の肉体に回して抱き締め、両脚を腰に絡めて引き寄せ、下腹をクイクイッと押し付ける様にする。
互いの律動が合わさるとより深い官能が生まれて二人を満たした。
「早苗可愛いよ、堪んない・・・」
「・・・・・っ!!ゆ、幸人好きっ。好き好き好き好き好ぎズギズギズギィッ!!」
囁く様にそう告げられた彼氏の言葉に、感極まった早苗がしがみついて答えるが、幸人は良くこうして行為の最中に彼女に声を掛けたり頭を撫でたりした。
「はあはあっ。・・・あああっ!?き、気持ち良いっ。ぎぼぢいいぃぃぃっっ!!!」
「僕もすっごく気持ち良いよ・・・」
彼女の心からの言葉に再び囁く様にしてそう応えると青年はしっとりとしたその唇をキスで塞ぎ、動きを更に加速させる。
静寂に包まれた周囲には、グチョグチョ、ズリュズリュと言う互いの体液が混ざり合う卑猥な水音が響き続けた。
「あっひいいぃぃぃっっ!!?ら、らめぇっ。わらひもうっ、イクゥッ!!」
程無くして早苗が叫び、膣を激しく震わせる。
全身から滴り落ちる大量の汗が甘くて酸っぱい女性の匂いを強くした。
「ぷはぁっ。はあっ、はあっ!!・・・あ、ああっ!?」
やがて絶頂の衝撃が抜けて反応現象が収まって来るが、その最中も全く勢いを落とす事無くストロークをし続ける。
「早苗。もっと責めてあげる、もっともっと気持ち良くしてあげるね・・・」
そう言うと少女をしっかりと抱き締めたまま、少年は深く息を吸い込んで丹田まで降すとまたゆっくりと吐き出す、と言う事を何度と無く繰り返して気と意識とを高めて行くが、最後に一際大きく息を吸い込むと一度呼吸を止めて、全身を力ませた。
瞬間。