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美雪とセシリア 27

カスパール 2015-04-11投稿
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 誰にも教わるでもなく、ただ”何と無く”こうしたら良い、と思うがままにキスや乳首責め、クンニリングスに軽い手マンを経て、性器同士のペッティングをし始めた。

 最初は”パチュン、パチュン”と軽く単調にぶつけ合うだけだったそれも、今では互いにきつく押し当てて全身を使うモノへと変化しており、特に伸子の責めと持久力はセシリア顔負けであった。

 また彼女達にはもう一つの、”百合専門同人作家”としての顔もあり、流石に18時禁はまだとしても、15禁で(性描写はギリギリ無い)かなり際どいモノは何冊か出版していたのだが、その中で伸子は自身が体験したり、気が付いたりした事を、なるべく細かく載せて行く様にしていったのだ。

「本当はさ、私たち作り手じゃ無くて買い手、つまり読者でいたかったんだよ。それにあんまり偉そうな事は言いたくない。だって自分達が失敗したらどうする?”こんな事を言って置いて、やっぱり大したこと無いじゃん”って事になるでしょ!?それが凄く怖くて嫌だったよ、だってもしかしたら、読者の人や同じ様な思いを抱いてくれていた人に、迷惑を掛ける事になるかも知れないんだから」

 でもね、と彼女は続ける。

「しょうがないじゃないか、だって私達の気持ちは、私達が言うしか無いんだもの、他の誰も言ってくれないんだもの!!私達の理想や思いは、私達自身が守るしかない!!」

 其処まで言うと一息付いて、更に話を続けた。

「確かに誰に頼まれた訳でもない、ハッキリ言って独り善がりだと思うよ、迷惑だとも。それに私達は完璧じゃないから、もしかしたなら変に誤解したり、やり過ぎたりしている部分、間違ってしまっている部分もあるかも知れない。ま、此処はちゃんと言って置かないと、不公平だからね。でもやっぱり、理不尽な行動を繰り返す様な連中を、黙ってされるがままにしてのさばらせていて良いのか?・・・信じてるよ、何時かきっと目立たなくて派手さも無いかもだけれども本物の、本当にしっかりとした人が出て来てくれる。だからその時までは、情けないけど、口程も無い紛い物かも知れないけれど、私達が発信して行くしか無いよ!!・・・例えその時は解って貰え無かったとしても、邪魔されたとしても」

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