先輩は綺麗な顔立ちとは裏腹に、ファッションには頓着しないようだ。
たまに部室に来るときも、洗いざらしの黒い短髪に、無地のTシャツとジーパン、もちろんノーメイクだ。
しかし、その武骨な服装と端正な顔立ちのギャップ、そして何よりサイズを気にしないTシャツの裾から見せるウェストの細さと、ジーパンの生地がパッツンパッツンに張るほどの豊かなヒップとの、好比率を見せるそのボディに、男子は横目で注視することを、余儀なくされた。
先輩は今も草色の無地のTシャツを来て、下半身を露にした姿で、半開きの目をして、僕の乳首を引っ張っている。
「いたあい!先輩、痛いですって!」
「君さあ、痛いとか言ってさあ、チンコすっごい上下させてんじゃん!
それってさあ、痛みを快感に繋げてるワケ?
すっごいMじゃん、そういう顔してるよね。」
その瞬間、乳首に激痛が走った。
「いてェーッッ!!ちょっ・・マジ痛いですって!」
「ははっ、痛かった?ちっと噛んじった!
なに!?涙目になってんじゃん!
でもチンコだけじゃなく、乳首もビンビンにして。どんだけMなんだよ?」
先輩はさらに目を細めて、薄ら笑いを浮かべた。
確かに、僕は痛みで涙が出ながらも、痛みが腰まで伝わると、身体中に切ないような快感が広がるのを感じるのだった。
先輩は下から僕の首に腕を回し、引き寄せながら、僕の耳許でささやいた。
「ど・え・む・・・。」