また脳科学や心理学の見地から、”わざと少し間を置く”、”満腹中枢が満たされていない方が性欲が高まる”等の知識も実践したのであるが、この様にそれまでに得た能力や学びの全てを結集させてこの最愛かつ最高の幼馴染みの許嫁を、徹底的に自分色に染め上げようとしていたのである。
だがそんな彼にとって唯一の気掛かりは早苗自身の気持ちであったが、これは幸人を始めとする”まつろわぬ民”全員に言える事であり、その中でも呪術師の家系である小林の人間は特にだが、呪いや毒物に対する格段の抵抗能力が備わっており、それは精神を集中して術を発動させる事により更に数倍にまで跳ね上がるのだが故にもし、どれだけ強力なモノを用いようとも”そんな事は絶対に嫌だ”と彼女に思われてしまえば効果は相当低下するか、下手をすれば弾き返されてしまうのだ。
しかも彼女もまた幸人と同じかそれ以上に大事だと思う事柄に付いては絶対に妥協しないと言うか、ぶれない心根の持ち主であるため特にそれが顕著であり、だから青年をして、”拒否をされたらどうしよう”と内心、かなり不安にさせてもいたのであるがしかし、実際は彼が思う以上にずっと夫だけを思っていてくれた上、今や完全に身も心も、それこそ魂までをも幸人に捧げ尽くして結ばれていたため、嫌がる処か積極的にそれを受け入れてくれたのだった。
一方でその為に只でさえ発情し切っていたその肢体は疼きっ放しとなってしまい、しがな一日、幸人の事を考えて止まらなくなってしまうが、しかもそれをやっているのが当の恋人本人であり、すぐ側に居て男臭くて堪らない匂いを放っているのだ、どうかしない方がおかしかった。
(はあはあっ。も、もう無理ぃっ!!早苗マ〇コに幸人チ〇ポ、ぶちこんで欲しいよおぉぉっ!!あ、ああっ。で、でもぉっ!!)
「早苗・・・。欲しい?」
「・・・・・っ。う、うんっ。欲しいっ、欲じいいぃぃぃっっ!!!もう我慢出来ないよっ。幸人抱いてっ。ギュッでじでええぇぇぇっっ!!!」