小林「そ、そうか。そこの机の上に置いといてくれ」
小林先生は私の前にある机を指差した。
木村「はい」
木村先生は机の前に来て資料を置いて私を見た。私が何か言うんじゃないかと小林先生はじっと私を見ている。木村先生は何も言わず私をじっと見つめる。木村先生はチラッと小林先生を見て
「失礼しました」
と行って生徒指導室から出て行こうとした。私は木村先生が出て行った後、また小林先生に何かされるんじゃないかという不安で一杯だった。ふと木村先生がドアの前で足を止めた…そして小林先生の前に行き
「何した」
と低い声で言った。
小林「何の事かね?」
木村先生は小林先生をぶん殴りまた小林先生に言った
「倉木に何したって聞いてんだよ!!」
小林「なっ…なにもしていない。なっ倉木??」
私はうつ向いて下唇を噛み締めながら
『はい…何も…』
と言った。
小林「ほら、倉木もそう言ってるじゃないか…木村くん、誤解してるんじゃないかね??」
「ハハッ」
木村先生は笑い始めた。
小林「何がオカシイのかね…?」木村「なめてんじゃねぇよ」
木村先生はボソッと呟くように言った。
小林「なんだって?」
小林先生が聞き返した瞬間木村先生は小林先生を殴りまくった。
『……』
私は怖くてその場で固まっていた。
そして木村先生は殴るのをやめてまた聞いた。
木村「倉木に何かしたんだろう?」
小林「……はい……」
木村「二度と倉木に変な事すんじゃねぇぞ…。また次やったらぶっ殺す…」
小林「分かった!!!!もう何もしない!!!だ…だからやめてくれ!!」
小林先生はおびえながら言った。
木村先生は私の腕をつかんでさっさと私を廊下へ連れて行った。