「もう小林には近付くなよ…次なにかされたらぶっ殺してやるから」
木村は鈴にそう言って去って行った。
『ねぇ!!待って!!』
木村は振り向いた
「なに?」
『なんで分かったの?小林先生が…』
「あぁ…お前の顔見たら分かる」『顔…?』
「お前が泣きそうな顔してるからだよ!!!みりゃぁ分かるんだよ」
木村は照れくさそうに言った。鈴はなんだか嬉しかった。
『ありがとう…助けてくれて』
「別に…小林が気にくわねぇだけ」
木村はそう言って去って行った。(そ…それだけぇ!?!?)
…………放課後…………
下駄箱に行くと木村が立っていた。(なんでこんなとこに立ってんだろ…)不思議に思いながらも鈴は木村の横を通りすがった。その時
「なぁ」
木村が声をかけてきた
『…なに?』
「俺の女になれよ」
『えーーー!!!!????』
思いもよらぬ言葉に鈴は驚きを隠せなかった。
『そ…そんなの無理…』
「なんで?」
『だって…私は生徒で…』
「先生だから駄目ってか?」
木村は鈴を見つめる。木村は真剣な顔をしている。思わず鈴は目をそらした。
「まぁ…今日から俺の女な」
木村は鈴にチュッとキスをした。『………』
「顔赤いよ」
クスクスと木村は笑って帰って行った。
鈴は木村の強引さにその場で呆然としていた。
(私…もて遊ばれてる……?もう完全に木村のペースにのせられてるよ↓↓明日ちゃんと断らなきゃ!!!!スバッとはっきり言ってやる〜〜〜!!)