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恋愛モラトリアム 第三話 1

アメージング・ソルジャー 2017-09-17投稿
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 蒼太達の綾壁家は王都ダグラスの中心部より東に二十キロの郊外にあるアッテルセン山脈の麓、アルベルトの街より更に三キロ程山中へと分け入った集落にその居を構えており、そこで代々、農業を営んでいた。

 もっともそれは表向きの事、シャドウスキルであると同時にアシハラネットワークの一員でもあった彼等は指令が来ればいつも命懸けでそれらに当たり、そして任務を成功させて来たし、また日頃から厳しい修練に汗を流して来るべき日に備えていたのだ。

 そんな綾壁家の三男坊として生まれた蒼太は僅か二歳の頃から年の離れた二人の兄、陽太郎と清太郎と共に父亮太郎の指導の元、組み手や持久走、魔法や気功の鍛錬を繰り返しやらされ、四歳になる頃には命綱無しでの崖登りや断食行、読経などもこなすようになって行く。

 またそれ以外でも畑仕事や薪割り、家の清掃等も良く手伝い、冬になれば雪掻き等もしなくてはならなかったがそんな環境で育って来たからであろう、勤勉で辛抱強く、基本的には穏やかな性質の持ち主へと成長して行ったのだ。

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