張り艶のある乳白色の肌に鼻筋のツンとした明るくて整った顔立ち。
たわわに実った小麦のように輝く黄金色の長い髪の毛に可愛らしくパッチリと開かれた青空色の瞳の女の子が優しい微笑みを浮かべながらこちらを見ている。
(うわぁっ、可愛い子だなぁっ!!)
思わず蒼太も見とれてしまうが一方でその美少女は蒼太の顔をジーッと見つめていたものの、やがて何かを思い出したかのように駆け寄って来た。
「思い出した。君、やっぱりあの時の!!」
「・・・?」
「覚えてない?ほら、あの時の。丁度一年くらい前に、街でお母さんを助けてくれた男の子・・・!!」
「ああ・・・っ!!」