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恋愛モラトリアム 第九話 9

アメージング・ソルジャー 2017-11-26投稿
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「・・・こいつらは!?」

「サンドゴーレムか!!」

「その通りだ!!」

「正気か!?」

 術式を終えた後で力を消耗しすぎたのだろう、多少よろけ気味になっているコーネリアへと向けて、女王師弟が避難の眼差しを向ける。

「こんな街中で!!」

「コーネリアさん、あなたは何と言う事を・・・!!」

「好きに言え」

 するとそれは覚悟の上だったのだろう、悪びれる素振りを見せて一瞬、視線を逸らしつつもコーネリアがそう応えるが、しかし直ぐに再び二人に向き直るとニヤ付きながら口を開いた。

「知っての通り、このサンドゴーレムは上位モンスターの一種だ、如何にお前たちと言えどもそう簡単には倒すことはできまい」

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