「あ、ああ・・・っ!!」
(私、死ぬ・・・)
「メリーッ!!」
何とか動こうとするものの最早体力など残されてはいない状況である、更に先程の攻撃を受けた際に着地に失敗して足を挫いてしまったようだ、かわそうにもかわしようがない。
何よりももはや体が動いてはくれず、絶体絶命の状況下でメリアリアは思わず目を閉じた。
(ソウタ・・・!!)
そんな極限の状態の中で少女が真っ先に思ったのが幼なじみの少年の顔だ。
無意識の内に、彼女は彼に強く念じたのだ、”助けて”と。