さっぱりとして身形を整えると朝食を採って登校、ここまでが午前の流れであり午後は午後で気功や霊気といった各種練気呼吸法や寝技、乱取り等の実戦形式の稽古を行い、その後再び腕立て伏せとスクワット、最後に道場の清掃をしてようやくその日の鍛錬は終了となるのだ。
「耐えてくれ、お父さんだって辛いんだ」
(嘘つけ!!)
この時点で大体、午後七時前後でありこの後就寝するまでの、ほんのわずかな時間が彼の安らぎの一時であったが当然、そんな毎日を繰り返す中で少年からは悲鳴が漏れる。
それが余りにも酷い場合はそう言って父祖が慰める事もあったがその度に留火は心の中で反発した、“僕が修行で死んでしまっても貴方は死なないじゃないか”と。