-ガラガラ…- そっとドアを開けるとあの子がいた。作業に熱中しているせいか気づいていないみたいだ。電気に手を伸ばす。-パチンッ- 『停電…?』思わず立ち上がり辺りを探っている。暗い廊下を歩いてきたせいか私の目が暗闇になれるのは早かった。彼に近づき両腕を縛る…。 『なにすんだよっ。』さすがに男の力には勝てない…。無理矢理押し跳ばして彼の上にまたがった。 『静かにして…』 口にガムテープを貼ろうとした瞬間… -クスクスクスッ…- 彼は笑いだした…。思いもよらない出来事に思わず動きが止まった。 『俺のマネしてんなよ』 俺のマネ…突然の言葉に意味を理解することができなかった。 『そんなに気持ちよかったの?あの夜のこと忘れられないんだろ』『あなたが…』 まさか…とは思ったが本当らしぃ。?年間待っていた人が生徒だったとは…しかもその人を犯そうとしていたなんて…。私は彼から離れた。体を起こした途端に縛っていたヒモを引き裂いた。さすが男の人だ…女の力で縛ったヒモなんて簡単にといてしまう。 -クスクスクスッ…- ゆっくりと私に近づいてきた…。 『さぁて…どぅしよっかなぁ。』 -ゾクッ…- 私の中に期待と恐怖が走りさった。?年間待ちわびたあの時と同じ気持ち…。