「はあ、はあ、はあ、はあぁぁっ!?はあ、はあっ、あうぅぅ・・・っ!!」
(あ、あれ?何だろう、何か変・・・)
「・・・ましろ?」
彼に抱きしめられている内に奇妙な事に気が付くものの、徐々に体温が上がり始めて頭がホワ〜ッとなり、それと共にアソコがムズムズと疼き始める。
要するにエッチな気持ちになってしまったのであるがその原因は留火にあった、彼の体は男性ホルモンの内でも、特に女性への媚薬フェロモンの働きをする“アポクリン・アンドロステノン”と言う物質の分泌が顕著であり、そうとは知らずに真白は抱きしめられた際にそれを思いっきり体内へと取り込んでしまったのだ。
その上、小さい頃から醸成されてきた留火への思いと共に、疑似的なモノとは言えどもセックスを繰り返してきた、その快感が反芻されてあっという間に発情してしまうがしかし、一方でそんな彼女の変化に気が付いた留火は、少しの間はキョトンとしていたものの、やがて合点したように微笑むと、“ちょっとこっちで休もっか”と告げてそのまま彼女を校舎裏にある体育倉庫の中へと連れ込んで行った。