「あむ、んむ。ちゅる、ちゅる、ちゅる、ちゅる・・・」
「ンフウゥゥ、フム、ンム。ジュルルルルル・・・」
無機質なコンクリートで覆われた、二人っきりの空間。
ただっぴろい伽藍堂の中にあるのは冷蔵庫とエアコン、換気扇と巨大なキングイサイズのベッドだけだ。
そこには屈強な女兵士に抱かれてる、一人の少女の姿があったが中山歩美と言うその少女は空手のジュニア選手権で優勝を飾ったこともある格闘家だった。
顔は童顔だが可愛く、そのスラリとした体形と相まって地元の中学ではちょっとしたアイドルのような扱いを受けていた。
色は薄めの肌色だったが季節は夏、しかも練習がてら、友人たちと泳ぎにも行っていた彼女はだから、水着の部分以外は程よく日に焼けていた。
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