「まったく奈美は〜」
綾香がクス?笑った。「バレ?だよ。勝先生好きになったでしょ?」「えっ!何でバレたの〜恥ずかしいよぉ」
「あははっもうバカだなぁ」
今はお昼休み。綾香と二人ご飯を食べている。木の下で空気も良くて特等席☆
「うはぁ〜綾香の弁当おいしそぅ☆」
「そう?あっでもママ料理だけは自信あるって言ってたなぁ」
「だよねぇ☆見た目も味も最高だもん♪綾香のママの料理☆うわぁ〜その玉子焼きウマソぉ〜☆」
「あはは☆食べる?」
「えっマジ!?」
「じゃ奈美のと交換!」「あっ!から揚げは駄目ぇ〜」
ぱくん
「あ〜っ食べた!唐揚げ返せ〜!!」
「ヤダよぉ」
あははっあはは☆
「ん?」
二階の職員室で勝が二人を見た。
「どうしました?勝先生?」
二瓶先生が尋ねる。
「いやぁあまりにも楽しそうな声が聞こえたもので」
勝が窓の外を見下ろしながら言った
「あっ…今年の入学生の子達ですね。元気ですね〜」
「へぇ…」
勝は二人を見つめる
そしてフッと二瓶の方を向き二瓶の顔をじっと見る。二瓶は緊張して顔が赤くなる
「二瓶先生…?」
「はっはぃぃ!!!」
勝は二瓶の耳元で囁く
「顔色が良くないですよ…?疲れてるんじゃないですか…」
もう二瓶の顔は茹でダコ状態
「…お体に気を付けてくださいね?」
にこっと笑いその場を去って行った…
二瓶はただ熱っぽく勝の後ろ姿を目でおった。
「勝先生…かっこいぃ…?」
「やーい、女たらし」
勝が睨む
「そう睨むなって!勝ちゃん♪」
「寄るな」
「冷たいなぁ〜高校からの仲じゃん☆」
そういいながらタダシは勝の肩に腕を回す。岡村タダシ―――――――高校からの仲でいちお親友。体育の教員で、黙っていれば勝と外見はいい勝負。しかし軽い性格の為毎年生徒に手を出す問題教師。
「今年はどんなカワイ子ちゃんがいるかなぁ♪」
「よく教師クビにならないな…」
「だってバレなきゃいぃんだもーん☆そこら辺うまくやってっから!」
「あっそ」
「今年はいぃ子揃ってるよ〜何かね〜一組の綾香って子が超〜可愛いのよ。」
「……」
勝はさっきの子達を思い出した。あぁあの子が綾香…たしかに美人だ―――――でも俺には興味はない。
「あとね〜アホっぽいけど奈美って子もいいよね☆簡単に落とせそうだし,まぁ可愛いし。あの笑顔がたまんないかも〜…ってアレ?」
すでに勝は居なかった
「あんにゃろ〜」
次の日――――