葵は言われるままプールサイドに向かい、腰をおろした。
目隠しをつけて待っていると、遠くでドアがあき、こちらに向かってくる足音が聞こえた。
2人、いや3人だろうか…。
視界が奪われ今は音しかわからない状況。
でも、美咲先輩か、朱希先輩か、コーチか、顧問か…。
とりあえずそれらのうちの誰かだと思うし、どうせこれからされる事は、エッチな事だと思う。
足音が近付く度、だんだん興奮してきていた。
美咲『葵。すぐ後ろにマットがひいてあるから、そのままうつ伏せに寝なさい。目隠しは外しちゃダメよ。』
言われるまま、葵は手探りでマットを探し、うつ伏せになった。
葵『これから何をするんですか?目隠しとか…』
ドキドキしながら聞いてみる。
朱希『何って…部活動よ?プールに入る前に身体をほぐしとかなきゃね。今からマッサージするから。』
そう言い終わると同時に、誰かが…美咲でもない、朱希でもない、男の人が、葵のおしりらへんに馬乗りになって乗っかった。
そして、その男は、背中のマッサージを始めた。
確かに、気持ちがいい。
しかし、エッチな事をされるとばかり思っていた葵は、困惑していた。