真央先輩のケータイナンバーもアドレスも、もちろん知っている。
しかし私は彼女に何んて言っていいものだか分からずに
イライラ、もやもやした気持ちで、憂鬱な数日間を送っていた。
気がつくと、自分の唇を指でなぞっている日々。
ベッドの上にゴロンと横になって、真央先輩との、あの時のキスを
何度も何度も思い出していた。
私のケータイが軽やかに鳴った。メールだ。
『今日、来ないよ。バイト、ダルイんで休んだ(^^)ノ』
彼氏の晃からだ。
今の私は彼氏との刺激じゃもの足らないに決まっている。
『風邪ひいた。ゴメンね』とメールを打つ。彼氏にはじめて嘘をついた私。
* * *
「潤子、そんな顔してどうしたの?」
私は結局、この悩みを、小学校からの付き合いの美里のところへ持ち込んだ。
美里の部屋はいつ来ても片付いていて、こうしてソファにもたれていると、
眠くなるほど寛げるから不思議だ。
美里の笑顔と目の前に置かれたアイスココアも、私に十分な癒しを与えてくれる。
「美里、私の体がね、心がね、おかしくなっちゃったんだよ…」
私はいっきに喋りはじめた。抑えていた感情を美里へあるがままに、包み隠さずに。
美里は、黙って最後まで聞いてくれていた。顔色ひとつ変えずに、静かに聞き入ってくれた。
「ごめんね。こんな話し聞かせて…」私は恥ずかしくなって、視線を落とす。
「潤子ってさぁ〜ひどいよね…」
「えっ!?ごめんなさい、本当に不愉快な思いをさせちゃったよね私…なんて馬鹿…」
「そうじゃなくて…」と、美里はいうと、私に抱きついてきた。
私「…み、美里」
「誰にもわたさないよ。潤子は私だけのものだよ…」
美里の重みでそのままソファに倒れる私。
「だ、ダメだよ美里」
美里とのはじめてのキス。美里は私に有無を言わせず、キャメを脱がし、ブラも外す。
「み、美里ーッ!」
私の胸に唇を押し当てる美里。「うっ…」私のアソコがうずき、体中に電気が走る。
美里の手が私の下半身へ流れる。私は胸は吸われたままで、パンティーの脇から
指の攻撃を受ける。ぬるっと入り、小刻みに揺れる指。「ん、あぁ〜ん」
頭の中が真っ白になった私の耳元で美里は囁いた。
「私を真央先輩だと思っていいよ。それでも私は満足なんだから。私はずーと潤子の事が
大好きだったんだから」